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あ す な ろ ト ー ク 集
42.心の障害者になりたくない
 高知安芸の海岸で辻典子さんの書いた北原白秋の「雨」の碑に出会った。辻氏は309人のサリドマイド児の一人で手が無く、この書は足の指に筆をはさみ書いたもので、非常に達筆な文字であった。その後偶然に辻氏に会う機会に恵まれ話をしたところ、
「私は、こういう体なので人の善意を受けて生きています。
ですから何とか社会に役立ちたいと考えています。
・力ある人は力を・力のない人は知恵を
・知恵のない人は言葉を
・言葉のない人は微笑みを
・微笑みのない人は祈りを持って尚かつ、社会に役に立ちたい。
 私は体に不自由があっても心の障害者にはなりたくない。」
この言葉を聞いて感銘を受け、自分が恥ずかしくなった。
(勸山 弘(すすやまひろむ:アイバンク運動の創始者)氏の講演内容のようだ)
平成23年12月14日 2007/9/29 契(ちぎり)通信 服部 厳一郎
【コメント】
「私は体に不自由があっても心の障害者にはなりたくない。」このくだりは 知らなかったなあ。
 ボランティアというと逃げる多い世の中、きらきら光るねえ!
 涙が出ちゃうよ。