




| あ す な ろ ト ー ク 集 |
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| 28.あいまいさへの耐性 |
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これはビジネスパーソンであれば誰もが仕事場面で出会う“あいまいな状況”、“混沌とし た状況”で一体どうするかという話です。“あいまいな状況”というのは、状況把握自体がで きないとか、自分は今どこにいるのかわからないとか、今後の見通しがたたないとかの状況の ことです。「上が方針を示さないので、下はどうすべきかわからない」というも一種の“あい まいな状況”であると考えます。“あいまいな状況”での1つめのポイントは、こうした状況 に耐えられるかどうかです。あいまいさに耐えられないと、早く白黒つけてすっきりしたいと いう気持ちから、いい加減なところで環境認識をしてしまったり、手近な答えに飛びついてし まったりする危険性があるのです。不安定な気持ちに逆らって、もう少し周りや環境を探りだ そうとするには耐性が必要なのです。 2つめのポイントは、状況と対話することです。状況があいまいですから、最適解を見つけ だすことは容易ではありません。最適解を探しだすためには、1つの解(仮の解)を出しては それに対する反応を見極めて、さらによい解を探していくというプロセスが必要になります。 “あいまいな状況”での対処の仕方は、実践などを通じて、時間をかけて学んでいくことにな るのでしょうが、“方針が示されていない”と感じたときこそ絶好の訓練場面だと思います。 |
| 平成17年2月23日 JMAM人づくり研究所 長谷川 隆 |
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【コメント】 あいまいな時にどう動くか、対処できるかで、その人の力量・真価がわかる、あるいは組織なり部下を牽引 できる力でもある。これには俄か勉強ですぐできるものではない。それに立ち向かう意気込みと積み重ねが 必要であるが、その源泉は自分を自分で育てるプロセスと受け止められるかどうかにある。 |
