索引へ戻る

あ す な ろ ト ー ク 集
2.知ったかぶり
 上司から何か聞かれたり、意見を求められた場合、そのことをよく知らなかったり、調べて
おかなかったために返事に窮することがある。知らないといえば、恥ずかしいとか叱られるの
ではないかと思って、苦し紛れに知ってるかのような対応をし勝ちだ。その返答が上司・部下
間のみで止まっておれば、かりに結果的に間違っていても訂正は難しくはなかろうが、その問
いの発端がさらに上役やお客様等の照会だったときの訂正は大変な力を要するし、信頼丸潰れ
だ。知ったかぶりの悪いパターンだ。
 知らない時や分らないときは、その場でちょっと考えたくらいで答えられるものではない。
知らないものは知らないのだから、ごまかさずにすぐ調べてきますとか、ちょっと時間をくだ
さいと対応すべきだ。
 知ったかぶりは時によって嘘をついたと同じ事になる。
昭和55年2月 九州電気通信局施設部長:○○ □□
【コメント】
組織で仕事をするときに再々出くわすシーンだ。思いもしなかったこと、予見していたがついつい調べてお
かなかったために、しまったと思うこと、いろいろなケースがある。知らない、忘れていたと言い難いとき
があることは多くの人が経験しているはず。迷ったときはいい加減なことは言わない方がベータだな。